古森重隆の格言・名言

日本の実業家。富士フイルム及びその持株会社である富士フイルムホールディングス代表取締役会長・CEO。デジカメの普及によって写真フィルム需要が低迷し売上を落としていた同社だったが、2004年には液晶ディスプレーに使う偏光板の保護フィルムの増産に乗り出しすなどして事業ポートフォリオを大きく転換。2008年3月期には業績をＶ字回復させ過去最高益を達成した。写真文化を守るための活動にも力を入れている。日本放送協会経営委員会委員長なども務めた。

生：1939年9月5日

古森重隆の格言・名言

経営者は学者や評論家ではない。実行したうえで、必ず成功させなければならない。

私には同期入社が８６人いましたが、入社時に優秀だと思った人がそれほど伸びず、そうでもないと思った同期が大きな仕事をする例もありました。何が違うんだろう。そう思って観察していると、伸びる人は仕事を通じていろいろなものを吸収し、成長してきたということでした。

改革は素早く、大胆にやる。危機時の構造改革は、この改革のスケールやテンポといったダイナミズムを経営者が理解できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

決断した後は選んだ道を全力で成功に結びつけなければいけない。決めたことに全身全霊を傾けていく。成功しない決断に意味はない。

悲観的になっていいことはひとつもない。どんなに厳しい状況に置かれても、自分にできないはずはない、必ず乗り越えられると思って立ち向かえば、光明は見えてくる。

適切な問題解決の方法を生み出すには、知性や知力を意味するインテリジェンスが必要だ。しかしその一方で、マッスル・インテリジェンス、すなわち知性や知力とは対極にある野性や馬力、腕力といった部分も大切なのである。

市場が伸びている中で、事業構造を変えるのは本当に難しい。

強い組織とは贄肉を落としたスリムな組織。そして、それが強靱な体質につながる。

リーダーには、「いまやるべきことは、何があってもやるしかない」という強い決意が必要だ。

相手の話を聞くだけでどうするのか。きちんと自分の立場や考えを話せ。

仕事に前向きでないと疲れやすくなります。仕事に追いかけられるのではなく、追いかけると楽なもんです。

勝負の舞台から降りることは自由だが、降りたところで競争がなくなるわけではない。国や会社、チームや組織、そして自分自身や愛する家族、友人を守るために、戦わなければならない場面は確実に訪れる。そのときに尻尾を巻いて逃げ出すのか。

弱肉強食のグローバル市場で外国人と対等に渡り合おうと思えば、適切に主張していくことが不可欠。

相手の言動に対して、適切に対応し、適切に発信することを「応対辞令」という。これが、グローバルに活躍するビジネスパーソンに求められる。

改善活動は日々のシビアな検証がなければ機能しない。