宮本武蔵の格言・名言
2015/07/16
江戸時代初期の剣術家、兵法家、二刀を用いる二天一流兵法の祖。生年及び出生地に関しては諸説あるが、美作国宮本村生誕説が吉川英治の小説『宮本武蔵』などに採用されたため広く知られた。「五輪書」によると、13歳で初めて有馬喜兵衛と決闘し勝利、16歳で但馬国の秋山という強力の兵法者に勝利、以来29歳までに60回以上の勝負を行い、すべてに勝利している。
生: 天正12年(1584年頃)
没: 正保2年5月19日(1645年6月13日)(享年61歳)
宮本武蔵の格言・名言
身を捨てても名利は捨てず。
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一生の間、欲心を思わず。
空を道とし、道を空とみる。
観見二つのこと、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること、それが兵法の要である。
打ち込む態勢をつくるのが先で、剣はそれに従うものだ。
人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ。
平常の身体のこなし方を戦いのときの身のこなし方とし、戦いのときの身のこなし方を平常と同じ身のこなし方とすること。
世々の道を背くことなし。
道においては死をいとわず思う。
多数の人間と戦う時は、こちらが待っていてはいけない。敵が四方から攻めかかってきても、むしろ、こちらから、一方へ追い回す心で向かっていくべきである。待っていてはいけない。こちらから強く切り込み、敵の集団を追いくずし、切りくずしていくのである。
武士といえば、常に死ができている者と自惚れているようだが、そんなものは出家、女、百姓とて同様だ。武士が他と異なるのは、兵法の心得があるという一点においてだけだ。
武士は己を知る者のために死す。
我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。
千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。
構えあって構えなし。
初めの少しのゆがみが、あとには大きくゆがむものである。
体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。
役に立たぬ事を、せざる事。
恋慕の思いに、寄る心なし。
心、常に、道を離れず。
身を浅く思ひ、世を深く思ふ。
一理に達すれば万法に通ず。
何れの道にも、別れを悲しまず。
我、事において後悔せず。
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