サマセット・モーム(William Somerset Maugham)
2015/08/01
なぜ、美人はいつもつまらない男と結婚するんだろう?賢い男は美人と結婚しないからさ。
“Why do nice women marry dull men?” “Because intelligent men won’t marry nice women.”
どうやら美というものも、幸福や発明と同様、計画的に追求されない時の方が獲得しやすいようである。
ユーモアのセンスを持っていると、人間性の矛盾を楽しむようになる。
新しい考えはおおかた新しい感動のせいなのだ。それは思慮によってではなくて、情熱によって得られるものなのだ。
毎日、自己の嫌いなことを二つずつ行うのは、魂のためによいことだ。
恋人として男と女とが違う点は、女は一日中恋愛をしていられるが、男はときどきしかできないということである。
完璧には一つの重大な欠点がある。退屈になりがちなのだ。
スポンサーリンク
苦労人というのは、ややこしい苦境を優雅に切り抜ける人のことである。
思い煩うことはない。人生に意味はないのだ。
真に重大な自由はただ一つです。それは経済的な自由なのです。
長い目で見れば、利口者や金持ちに生まれつくよりも、運の良い人間に生まれついた方がいい。
良い妻というものは、夫が秘密にしたいと思っている些細なことを常に知らぬふりをする。それが結婚生活の礼儀の基本である。
老年の最大の報酬は精神の自由だ。
金だけが人生ではない。が、金が無い人生もまた人生とは言えない。十分な金が無ければ、人生の可能性のうち半分は締め出されてしまう。
芸術家の最大の敵は自己懐疑だ。
女はいつも、機会さえあれば、自分を犠牲に捧げたがる。あれは自己陶酔の一形式であり、しかも女たちのお好みの形式なのだ。
人生とは、切符を買って軌道の上を走る車に乗る人には分からないものである。
読書は人を聡明にしない。ただ教養ある者にするだけだ。
恋は、人間を何ほどか自己以上のものにし、同時に、何ほどか自己以下のものにする。
どんな男でも育ちのいい女ほど皮肉な心を持っていない。
何ひとつ為した事はない。このまま死んでしまえば、全くいなかったのも同然なのだ。
苦労が人間を気高くするというのは、事実に反する。幸福が、時にはそうすることはあるが、苦労は大抵、人間をけちに意地悪くするものなのだ。
才能のない人たちが芸術を追求するほど悲惨なことはない。
Sponsored Link
Sponsored Link
関連記事
-
ハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine)の格言・名言
クリスティアン・ヨハン・ハインリヒ・ハイネ(Christian Johann H …
-
ジョージ・エリオット(George Eliot)の格言・名言
もっとバラの花が欲しければ、もっと沢山のバラの木を植えなさい。 悪魔が私たちを誘 …
-
宇野千代の格言・名言
小説家、随筆家、着物デザイナー。晩年に到るまで旺盛な活動を続けた女性実業家。 著 …
-
ジャン・ド・ラ・ブリュイエール(Jean de La Bruyère)の格言・名言
フランスのモラリスト、作家。代表作はフランスの風俗を描いた『カラクテール』。 生 …
-
芥川龍之介の格言・名言
正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであ …
-
ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse)の格言・名言
20世紀前半のドイツ文学を代表する作家。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が …
-
武者小路実篤の格言・名言
あるがままにて、満足するもの万歳。 生まれた者は やがて死ぬ者なり 我も亦 やが …
-
岡本敏子の格言・名言
画家・岡本太郎のパートナー。岡本太郎が結婚を望まなかったために養女として迎え入れ …
-
ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)の格言・名言
悲しみは独りではこない、必ず連れを伴ってくる。その悲しみの跡継ぎとなるような連れ …
-
村上春樹の格言・名言
高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ …