スタンダール(Stendhal)の格言・名言
グルノーブル出身のフランスの小説家。本名はマリ=アンリ・ベール(Marie Henri Beyle)。1830年に発表した『赤と黒』で王政復古下のフランス社会を鋭く批判している。墓碑銘は「ミラノ人アッリゴ・ベイレ 書いた 愛した 生きた」
生: 1783年1月23日
没: 1842年3月23日(享年59歳)
スタンダール(Stendhal)の格言・名言
一目で惚れられるためには、男の顔の中に、何かしら、相手の女性に尊敬させるものと同時に、憐憫の情を感じさせる何かがなくてはならないのである。
To be loved at first sight, a man should have at the same time something to respect and something to pity in his face.
恋が芽生えるには、ごく少量の希望があれば十分である。
A very small degree of hope is sufficient to cause the birth of love.
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恋は熱病のようなのもである。それは意思とは関係なく生まれ、そして滅びる。
恋愛が与えうる最大の幸福は、愛する人の手をはじめて握ることである。
恋をすると、すぐ身近に、いくら願っても手の届かない、とてつもなく大きな幸福があるような気がする。しかもその幸福は、ただ一つの言葉、一つの微笑みにのみ左右される。
恋の喜びは愛することにある。人は相手に起こさせる情熱よりもみずから感じる情熱によっていっそう幸福になる。
恋には四つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋。
幸福がこの上なく大きい場合には微笑と涙が生まれる。
広く好かれれば好かれるほど、深く好かれないものだ。
恋においては、われわれの虚栄心はあまりにたやすい勝利を軽蔑するものであり、どの種類の恋でも、男は向うから差し出されたものの価値を誇大視するものではない。
恋とは甘い花のようなものである。それをつむには恐ろしい断崖の端まで行く勇気が無ければならない。
愛する人と共に過ごした数時間、数日もしくは数年を経験しない人は、幸福とはいかなるものであるかを知らない。
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