有名人の名言・格言集

あなたの人生を豊かにする名言集

岡本敏子の格言・名言

      2022/01/19

岡本敏子

画家・岡本太郎のパートナー。岡本太郎が結婚を望まなかったために養女として迎え入れられたが、実質的な妻だった。

生: 1926年1月1日
没: 2005年4月20日(享年79歳)

岡本敏子の格言・名言

「愛してる」なんて言われたことなんて、一度もなかった。でも、わたくしにはちゃんとわかってた。

瞬間を生きる。いまだけなのよ。

嬉しい人。凄い人。こんな男に女は鍛えられる。

男と女は支えあって生きるのだ。ほんとうにそう言いきれる、パートナーを持ちえた人は、人生の勝者です。何でも出来るの。

一人の女がこれだけ心の底から尊敬し、慕い、全存在を賭けているということは、男を力づけないはずはない。私は秘書として有能でもなく、芸術家でもなく、いい女でもなかったが、あらゆる瞬間に自分のありったけのものを注いだということは胸を張って言える。出し惜しみはしなかった。

ずっと凄い人、いいなあとドキドキしながら、後を追って走り、時に抱きしめ、一緒に嘆き、笑い、ここまで来てしまった。一瞬もたるみはなかった。

こちらが女であることなど意識していない、そんな風でいい。ふと見返った視線のたゆたいに、あるいはにこっと笑った顔が思いかけず子供っぽく、女がゾクッとする説はいろいろだ。そこはかとなく漂う、「男」という存在そのもの、女にとっては危険な、匂い。

自由である、ということが男の魅力の前提条件だ。

ああ、それは素敵ね。やれば。私は見ている。あなたがやるのを、見たいわ」といって、にこっとしてほしい。それによって、男は雄々しく、健やかになるのよ。

やっぱり、女と男は、引き合うものだもの。

「まわりを見わたしても、ロクな男がいない」だがそれは、女も悪いと私は思う。お互いに相手を引き出し、ふくらませなければ。

男は考え違いをしている。一生懸命、無理して役割を果たしているのに、女はちっともわかってくれないと心外に思っているだろうが、わたくしたちは、何もそんなことを頼んでいないのよ。

恋人でも、御亭主や奥さんでもいいわ。ほんとうに、この人は、どんな顔をしているんだろ、どんなことを考えているんだろうかって、まじまじと見たことありますか? ないでしょう。

自分は自分で立っていること。そうでないと、いつまでたってもその恋愛はむなしいままね。

賭けなきゃ。自分を投げ出さなきゃ、恋愛なんて始まらないじゃない。

愛情があるかどうかを確認しないと、成り立たない関係なら、やめたほうがいいわね。彼のことをすきなんでしょう? いいじゃない、それで。

恋愛っていうのは必ず片思いなのね。

誰も認めてくれなくったっていいの。「わたしっていいなぁ!」って、ときどきにっこりして、自分を抱きしめるの。そうすれば、恋は豊かよ。そういう自分を、ある人のために、無条件に、惜しげもなく投げ出すのよ。

ほんとうは傍にいたい。二十四時間抱き合っていたい。でもそれが出来なくても、黙ってその人を感じている。その人が世界の中にいるというだけで、存在が充たされ、磁石の針がぴたっと一つの方向を指すように、心はその人に向かっている。

その人がそばにいなくて、「さびしいな」と思うとするでしょう。「もしかしたら、誰か他の人のところにいってるかもしれない」って想像したり。でも、ニコニコしてればいいじゃない。そのときはつらくても、その人が帰ってきたら、「わあ、うれしい!帰ってきた!」って、笑ってればいいの。

「恋なんて若気の至りだ」とか「いまさら、そんな」とか。なぜ? 八十や九十になって、若気の至りをやってはいけないの?

たとえ地位や権力がなくっても、本当に大事で愛しいのは、お互いの裸、かけがいのない、いのちのありようだから。

恋なんて、人生の中では一番無目的で、危なくて、自分を投げ出さなければできないことなんですもの。

女性が、男の人のはなしに心から耳を傾けること、「うわぁ、素敵、それで?」と 眼を輝かして夢を聞いてあげること。それだけでいい。

男の色気は年齢に関係ないのよ。

私は胸を張って言う。この人に惚れずにいられましょうか。

美談でもないし、恋でもなかったかもしれない。ただ、本当に、好きで、好きで、好きで、好きで、なんでもやってあげたい。

私のほうを向いてくれなければとか、優しくしてほしいとか、そういうのは我欲ね。所有したいというのは、本当の恋じゃない。

お互いに相手を引き出すの。自分だけでは「自分」になれないもの。

女性たちは、自分が女として見られていると刺激されて、ハイになるのよ。

素敵な男でなければ、女はつまらない。男をそういう、魅力的な存在にするのは、実は女の働き、役目なのよ。

もしかしたらこの人は、私のために身を捨ててしまうんじゃないか、という危険な香りをほのかに漂わせて近寄ってくる男がいたらこれは美貌よりも、権力よりも、勿論お金よりも、段違いに魅力的ね。

出会いがないという人は、出会ったことに気づいていないか、自分に都合のいい恋をしたいと、思っているだけなんじゃないかしら。

いいじゃない、傷ついたって、楽しかろうと苦しかろうと、それが人生なんだもの。

自分だけの問題なの。ありふれる愛を人から与えてもらおうと思っても、それは無理。

男と女が本当に見つめあい、付き合うというのは辛いことでもある。切ない。だって、別の人間同士なんだから。

男と女は真剣勝負。それが楽しいのよ。

男は力がなければいけない。私は何も威張ってろとか、暴力的であればいいといっているのではない。静かで、普段おとなしくても、存在感がある、という男に女は弱い。

恋愛は、男と女がそれぞれに、「自分」であってこそ成り立つもの。二人がいまこの瞬間いっしょにいる。それだけで素敵なことなの。

 - 文学家

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