ニーチェ(Friedrich Nietzsche)の格言・名言
2015/08/01
人生は常に頂上に近づくほど困難が増してくる。寒さは厳しくなり責任は重くなる。
毎日少なくとも一回、何か小さなことを断念しなければ、毎日は下手に使われ、翌日も駄目になるおそれがある。
ある程度までのところ、所有が人間をいっそう独立的に自由にするが、一段と進むと所有が主人となり、所有者が奴隷となる。
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いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす – これが人々の好むところである。
一段深く考える人は、自分がどんな行動をしどんな判断をしようと、いつも間違っているということを知っている。
悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。
多く考える人は党員には向かない。というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
話題に窮したときに、自分の友人の秘密を暴露しない者は稀である。
夢想家は自分自身に嘘をつくが、嘘つきは他人にだけ嘘をつく。
The visionary lies to himself, the liar only to others.
過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える。
高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。高い所へは、他人によって運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない。
昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか。
独創的 – 何か新しいものを初めて観察することではなく、古いもの、古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが見逃されていたものを、新しいもののように観察することが、真に独創的な頭脳の証拠である。
悪意というものは、他人の苦痛自体を目的とするものにあらずして、われわれ自身の享楽を目的とする。
よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう?
人は自分の認識を他人に伝えると、もはやその認識を前ほどには愛さなくなる。
孤独な者よ、君は創造者の道を行く。
樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし実際には種なのだ。
世論と共に考えるような人は、自分で目隠しをし、自分で耳に栓をしているのである。
心の中に未来にふさわしいビジョンを描け。そして、自分を過去の末裔であるという迷信を忘れるんだ。あの未来の生を思い巡らせば、工夫し、発明すべきものが限りなくある。
友への同情は、堅い殻の下にひそんでいるのがいい。
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